FXの取引は、2つの通貨ペアの売買をすることです。一般に、異なる2通貨の金利は違っていますので、FX取引をしている(ポジションを持っている)間では、スワップポイントというもので、金利差の調整を行います。これは、金利の高い通貨Aと金利の低い通貨Bの取引を例にしますと、Aを買ってBを売るポジションでは、金利差分のスワップポイントが貰え、逆に、Bを買ってAを売るポジションでは、スワップポイントを支払います。このように相対的に金利の高い通貨を買うことで、ポジションを持っている間、毎日金利分のスワップポイントというお金が積み上がっていきます。

これが、FXで金利を稼ぐ方法です。しかし、今の経済環境は、どの国も0に近い金利になっていますので、金利稼ぎも難しいのですが、伝統的に金利の高いオセアニア通貨を買い持ちすることで、ある程度の金利稼ぎができます。例えば、オーストラリアドルは、ここにきてかなり金利が低下していますが、それでも,年率2パーセント前後の金利が見込める通貨です。10万通貨単位のポジションですと、それにかかる証拠金は40万円弱で、1年間に得られるスワップポイントは15から18万円程度です。

これは、証拠金額を基準にしますと1年で40から50パーセントという高率になります。ただ、為替レート自体は常に動いていますので、証拠金に余裕を持たせておかないと、ポジションを維持できなくなります。また、為替レートの安いところで、ポジションを建てておくと余裕が生まれます。スワップポイントの良いところは、寝ていてもお金になるところです。

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