売掛金などで商品を販売している企業は、与信管理をしっかりとおこなう必要があります。管理を怠っていると売掛金が回収できなくなってしまうこともあるので、継続して管理を行うことが重要です。与信管理をするうえでしっかりと確認しなければいけないのは、売掛金が毎回支払い期日までに支払われているかどうかです。売掛金の支払いがおこなわれた場合でも、支払い期日を過ぎてから入金がされたような場合には、管理をするうえで注意をする必要があります。

支払いの遅延が1回だけでなく何回も連続して発生するようならば、リスクを管理するために、売掛金による販売を中止することも検討が必要です。与信管理をする場合には、売掛金で取引をおこなうことができる上限額を超えていないかどうか、調べることも重要です。売掛金で商品を販売している会社では、取引先の相手ごとにこうした上限額を設定していることがありますが、決められた上限額を超えて取引をしてしまうと、売掛金が回収できなくなった場合に、多額の損失が発生する可能性もあります。こうしたリスクの発生を未然に防ぐためには、取引先ごとに適正な売掛金による販売の上限額を決めて、それを忠実に守ることが重要です。

上限額を決める時には、取引をする相手の信用力や資金力なども考慮して、適切な金額を決める必要があります。決められた上限を超える金額の取引をしていることが判明した場合には、今後の販売金額を調整していくことになります。