FXで利益を上げる仕組みはどのようになっているのでしょうか。簡単に言うと、通貨が安いときに買い、高くなったら売る、あるいは高いときに売り、安くなったら買い戻すといった方法で差額を得ることによって利益を出すことができます。日本の円、あるいはアメリカのドルといった通貨は変動相場制というシステムで、相対的な価値が常に変わっています。たとえば、今日の相場では1ドル120円であったとしても、明日の相場では1ドル110円になっているということがありえるのです。
FXではこの変動を利用して、1ドル110円のときにドルを買い、1ドル120円のときに売れば、1ドルあたり10円の差額を得ることが可能です。もし、FX会社を通じて1万ドル買っていたら、10万円の利益を得られるわけです。では、どういったことがあると通貨の相対的な価値は変動するのでしょうか。これは、いろいろなケースが挙げられます。
通貨のチャートを見ていればわかりますが、1秒ごとに細かく変動しています。こういった変動は特に理由のない変動です。通貨は世界中の人がいろいろなタイミングで売買をしているので、それによってチャートは動くのです。もちろん、大きく変動することもあります。
たとえば、政治家などが自国の通貨に対して意見を述べた場合です。もし、日本の政治家が、今の円はドルに対して安すぎるといった場合、一気に円が買われて円高ドル安になる可能性が高くなります。なぜかというと、日本銀行が相場に介入するかもしれないと市場が反応するからです。
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