クレジットカードを使おうと思ったら、限度額を超えていたというのはよくあることです。クレジットカードは与信、つまり信用の上に成り立っている支払いの取り決めです。その場で現金で支払う代わりに、後日支払うことを意味します。ツケと同じことですから、後日支払いができるであろうという信頼の上に成り立っています。

とはいえ、後日になってもお金がないから払えませんという人がいることも確かです。そうなるとクレジットカードの会社が変わりに支払っていることになりますから、大きな損失を被ることになります。その被害を最小限に抑えるためにも与信額が設定されています。一定の金額までなら信用して立て替えておくことができますが、それ以上を超えることはできません。

与信は実績によって変化します。たとえば支払期限までにお金を準備できなかったとします。そうなると信頼度は下がり、与信額が減ることさえあります。ちなみに家族の誰かが、不利な与信を得ていたとしてもカードを作ることはできます。

カード会社は個人の情報しかみないので、たとえ家族が債務整理をしていても心配する必要はありません。長い人生の中で、一度でも経済的な信頼を失うと大きなダメージを受けます。高額の買い物をするときには、分割で支払うことがほとんどだからです。期日までに借りたお金を返すというのは、人として基本的な事項の一つです。

それを守らないと、あとで後悔することになりかねません。