FXの取引を行うためには口座にお金を入金しないといけません。ただ、銀行口座のようにキャッシュカードを使って直接入金することはできません。では、どうやってお金を入れればいいのかというと、基本的には銀行を経由することになります。銀行経由の入金にも二種類あり、まず、銀行振り込みという形でお金を入れる方法があります。

FX会社に口座を開設すると、銀行振り込みの場合の入金先を教えてくれるので、その口座に振り込めば反映されます。この方法には特別なメリットはなく、また、入金をリアルタイムで確認してもらうことができないというデメリットがあります。もう一つの方法は、リアルタイムで入金をするという方法です。会社によっていろいろな呼ばれ方をされ、たとえばクイック入金といった名前がついています。

この方法は、銀行の窓口が閉じているときでもリアルタイムでお金を入れることができるというメリットがあります。なぜ、銀行振り込みと違い、日時に関係なくお金を送ることが可能なのかというと、FX会社が一時的に立て替えているからです。たとえば、銀行口座に10万円入っていて、その10万円を土曜日にFXの口座に入金するとします。銀行振り込みでは次の営業日に反映されますが、クイック入金の場合、FX会社が客の銀行口座に10万円入っていることを確認して、自社で客の口座に10万円を入金し、銀行営業日がきたら客の銀行口座から10万円を送ってもらうという流れになっているので、いつでも入金されるわけです。